salty blog

早く目が覚めたし、天気も良いし…ということで、お出かけしましょう！
目指すは、南房総鋸山！

京急久里浜からフェリー乗り場へ。
時間の余裕があったので、ペリー来航の記念碑を眺めたりしつつ…。



記念館は記帳が必要とのことで、めんどくさいから入りませんでした。



しらはま丸に乗り込みましょう。







海はおだやか、航海日和。
富士山もキレイに見えます。







しかし、順調だったのはここまで。
金谷に上陸すると、だいぶ風が強くなってきました。

そして、強風のため、まさかのロープウェイ運休！😳



ロープウェイ乗り場のお姉さんに聞くと、待っても動く見込みは無いとのこと。
山頂まで徒歩で行けるそうで（約90分）、道を教えてくれました。
はい、せっかくここまで来たからには、歩いてでも登りますよ。

かつて高野山だって富士山だって歩いて登ったんだから、それぐらい大したことはない…はず。
とはいえ、今日はロープウェイで楽に上れるつもりだったのになぁ…😢



気持ちを切り替え、登山道を徒歩で黙々と登ります。
いざ歩き始めてしまえば、山道はそれなりに気持ち良いものです。😃
所々分岐もあり…案内看板とグーグル先生のお世話になりつつ…行き止まって引き返したりもしつつ…。



そのうち空腹感。
山の中、飲食店はおろか売店も自販機も無し。
昼飯食えないじゃん！
おやつのつもりでお菓子を持ってたのが、せめてもの救いでした。



このあたりは石の産地でした。
石切り場の名残もいくつか見られます。



天空にそびえる様子から「ラピュタの壁」と呼ばれる場所もあります。



どうにか日本寺に到着！😌



境内の案内板を確認。
赤いバツ印は、台風の被害で通行止めの場所。



百尺観音が出迎えてくれました。
これはデカイ！😮



「地獄のぞき」に挑戦！
ハングした岩壁の上から、真下を覗き見るという趣向。



あれ？見えるのは、私がさっき登って来たルート。
地獄からここまで上って来たぞ！…ということになるのでしょうか？



そんなことより、高い所って、ケツがムズムズするような気持ち悪さがありますよね。😅



さて、ぶらぶら歩いて下ります。



小さな石仏が沢山あります。
先日の台風の被害で立ち入れない場所もあります。



そして、いよいよ…。



大仏様登場！



奈良の大仏様の３倍だと聞いた気もするけれど…こちらは総高31.05m、奈良は18.18m…体積比で３倍なのかな？
さっき百尺観音を見てしまったせいか、びっくりするほどの大きさでもない感じ。
とはいえ優し気な表情の立派な仏様です。



弘法大師が彫ったという大黒様もあるらしい。



本尊の大黒様は秘仏なので見られません。



漱石と子規の碑もあります。
一緒に来たわけでもないのに、セットになってます。



心字池。



仁王門。



弘法大師が掘ったという井戸は見られます。
ローマ字表記だと、「弘法ナンバーワン」みたい。



そのまま、来たのとは反対方向に下山し、保田駅へ。
途中、屋根にブルーシートを載せた家があったり、まだ台風の爪痕が生々しく残っています。



保田駅で、列車とフェリーの時間を確認。
列車が浜金谷駅に到着してから、フェリーが出るまでが12分。
駅からフェリー乗り場まで徒歩10分弱ぐらいなので、ちょっと忙しいけど間に合うはず！

だがしかし！ここで「強風の影響で列車が遅れています」とのアナウンス。
このフェリーを逃すと、次は２時間後…今日は船が一隻点検中のため、運航間隔が通常より長いのだ！
もはやフェリーはあきらめて、陸路（バスか列車か）で帰るべきか？
でも、来る時に、フェリーの切符往復で買っちゃったんだよなぁ…。🤔

とにかく列車に乗り込み…浜金谷駅到着、フェリーの出発まであと４分！
えーい、イチかバチか…走れ！
同じ思いの人たちが十数人、一団となって駅から港まで走る！走る！
まるでマラソン大会であった。

今まさにタラップ上げようとする所に駆け込み、ギリギリセーフ！
ほっと一息。
しかし、そこは安息の場所ではなかった。

あれ？なんか気持ち悪いんですけど…。😵
必死に走り過ぎたせいですか？

いや、違う！船がめっちゃ揺れてる！
強風の影響で、海も荒れてきちゃったんですね。
顔面蒼白で、トイレに駆け込む人もちらほら…。
私は、そこまで酷くはなかったけれど、陸が待ち遠しかったなぁ。

そんなこんなで、軽いハイキング程度のつもりが、結構な冒険になりました。
結局、風に翻弄された一日だったということですね。