神奈川県高等学校軽音楽コンテスト。
相模原市民会館にて、軽音の夏大会…「神奈川県高等学校軽音楽コンテスト」を拝見しました。

まず、ちょっと気になったこと。
今回やけに「撮影するな!」「SNSに上げるな!」とうるさかった気がします。
予選の時に審査員の品格を疑われる事象がTwitterで流されちゃったから、ピリピリしてたのでしょうか?
ネットで探せば、ここに出ているバンドの多くは、(他の大会などの)動画が見られます。
ここで禁止したところで、プライバシー保護の観点からは意味無いでしょう。
むやみに禁止するよりも、そういうことのリスクをちゃんと教えることが「教育」ではないですか?
演奏中の声援は禁止!って、バンドのライブでそれは無いでしょう。
審査の妨げとか言いますけど、むしろ会場の盛り上がりも審査対象で良くないですか?
せっかく大きな会場で「公開」でやるんだから、もっとオープンにしようよ!
高校野球に負けないぐらい軽音も盛り上げようよ!
野球部なんて県大会から地上波で中継されるんだし…。
せめて公式で動画配信ぐらいしても良いのでは?…なんて思うのは私だけでしょうか?
- - - - - - - - - - - -
さて、個人的に気になったバンドはこちら!
KUJIRA 「交差点にて」
オシャレな雰囲気のサウンドがGOOD!
メンバーそれぞれがバランス良く、きっちり自分の仕事をしてる感じ。
まとまりのあるバンドですね。
てふ×2 「乙女同盟」
明るく元気!華やかで可愛い!これぞ高校生ガールズバンド!
全員参加のコーラスが綺麗で、アレンジも洗練された感じでした。
めっちゃ楽しそうに演奏している姿も、とても良いと思います。
まーぶるぼっくす 「キリサメ」
前に見た時とかなり印象違うんですけど、メンバー変わったのかな?
切ない曲調が歌声に合ってますね。
いい雰囲気のボーカリストがいて、それを活かせる曲作りが出来てる感じです。
これは良曲だと思いました。
Iolite 「空想マーメイド」
安定の演奏、エモいボーカル、地力のあるバンドですよね。
バンドとしての色気というか、何とも言えない魅力があると思います。
パンと同じ 「7月に雪が降ったら」
このバンドは「ユビキリ」で一皮むけて、その後いい曲が続いてますね。
「7月に雪が降ったら」というタイトルが秀逸だと思います。
独特の世界観と言葉のセンス、ちょっと切ない曲調も素敵!
一体感やメリハリのある演奏も良かったと思います。
ばれんしあ 「べんきょうぶそく」
今大会で最もキャッチーな曲だったと思います。
帰り道、頭の中でずっと回っていたのはこの曲でした。
コミカルなふりをして、実は深い内容の曲かもしれません。
高学歴でも非正規雇用で低収入になりがちな昨今、果たして真に学ぶべきことは何か?
そんなことまで考えさせられてしまいました。
quadA 「無限大に咲く花」
一丸となった演奏、ボーカルの魅力的な声質、それを活かした楽曲。
さすがに上手いなぁ…という印象でした。
バンドシップの時に客を煽りまくってたドラムの人が、今日はおとなしかったです。
…何かと規制が多い大会だから、仕方ないのかなぁ…。
QUALCIC+TETRA 「アリス」
教科書から題材を得ているのが良い!曲のネタは身近にあるという好例だと思います。
曲のクオリティもバンドの一体感も素晴らしい!
2番のギターは心を切り裂かれるようだし、終盤のスリリングな展開は思わず引き込まれます。
変則的なリズムでも一糸乱れず、まさに圧巻の演奏でした。
ポリヘドラ 「One Shot」
おじさん的には、70年代ぐらいのテイストで懐かしさを感じる楽曲でした。
若い人にはこういうのも新鮮に感じられるのかな?なんて思ったり。
安定感がある演奏は良かったですね。
SEED 「済い」
今までのSEEDらしさは残したまま、さらにスケールが大きくなったイメージでした。
思いのこもった歌!安定のリズム隊!美しい鍵盤!情感たっぷりのギター!
どこを取っても素晴らしい演奏だったと思います。
暗い曲揃いのSEEDですが、最後の夏に「済い」があった…と思わせてくれる所も良い!
BACK BONE 「文明」
歌というより「語り」みたいな、不思議な雰囲気の曲でした。
他が正統派の楽曲が多かったので、その分印象に残ったかもしれません。
Pop Candy Rabbit 「不名誉革命→」
バンドシップの時とは、アレンジが少し変わってたでしょうか?
さらに洗練された印象の演奏でした。とてもカッコ良かったです。
もんすてら 「La Belle et la Bete」
楽曲のイメージも、メンバーの佇まいも、急に大人っぽくなった感じ。
これはこれで良い!素敵な曲でした。
井坂海音 「鶴見川」
歌は確かに上手かったと思います。
しかし、それ以上に不敵なキャラが印象に残りました(笑)。
- - - - - - - - - - - -
全体的な印象としては…。
メンバーが抜けたり替わったりしたバンドの活躍が目立っていた気がします。
実質2年ちょっとぐらいの部活動で、途中メンバーチェンジはハンデになるはずですが…。
大ピンチを乗り越えたおかげで強くなるということもあるんですね。
ここに限った話ではないですが…。
ボーカルが楽器の音に埋もれてしまう(歌詞が聞き取れない)バンドが多かった気がします。
そんな中、比較的歌が良く聞こえたのは QUALCIC+TETRAと SEEDでした。
ボーカルの発声や活舌はもちろんですが、歌を引き立てるような編曲や演奏技術もあるように思いました。
今回は、Fusionとか KESARAN-PASARANみたいな、演出的な部分で面白いバンドが出て来なかったですね。
その辺りはちょっと寂しい気もしました。
厚高はガールズバンドばかり5組出てましたが、ギタリストがみんな個性的!
Be'LiLium. … バランスの良い職人タイプ。
パンと同じ。 … 独特のキャラで、不思議な存在感が良い。
てふ×2 … ニコニコ笑顔で難しいフレーズも軽々弾いてみせる天才肌?
Iolite … 太くて艶のある音は、まるでリッチー・ブラックモア!
SEED … 時に速弾き!時に泣きのギター!ゲイリー・ムーアみたい!
いろんなタイプがいて、それぞれの魅力を発しているのが良いですね。
神奈川県の軽音は本当にレベルが高いです。
ここに書ききれなかったバンドも含め、どれも楽しく聴かせていただきました。
ありがとうございました。
- - - - - - - - - - - -
公式結果は以下の通りでした。
【グランプリ】 QUALCIC+TETRA
【準グランプリ】 ポリヘドラ、SEED
【優秀賞】 まいぴーす!、BACK BONE
【奨励賞】 まーぶるぼっくす、パンと同じ。
出場された皆さん、お疲れ様でした。
上位入賞の皆さん、おめでとうございます。

まず、ちょっと気になったこと。
今回やけに「撮影するな!」「SNSに上げるな!」とうるさかった気がします。
予選の時に審査員の品格を疑われる事象がTwitterで流されちゃったから、ピリピリしてたのでしょうか?
ネットで探せば、ここに出ているバンドの多くは、(他の大会などの)動画が見られます。
ここで禁止したところで、プライバシー保護の観点からは意味無いでしょう。
むやみに禁止するよりも、そういうことのリスクをちゃんと教えることが「教育」ではないですか?
演奏中の声援は禁止!って、バンドのライブでそれは無いでしょう。
審査の妨げとか言いますけど、むしろ会場の盛り上がりも審査対象で良くないですか?
せっかく大きな会場で「公開」でやるんだから、もっとオープンにしようよ!
高校野球に負けないぐらい軽音も盛り上げようよ!
野球部なんて県大会から地上波で中継されるんだし…。
せめて公式で動画配信ぐらいしても良いのでは?…なんて思うのは私だけでしょうか?
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さて、個人的に気になったバンドはこちら!
KUJIRA 「交差点にて」
オシャレな雰囲気のサウンドがGOOD!
メンバーそれぞれがバランス良く、きっちり自分の仕事をしてる感じ。
まとまりのあるバンドですね。
てふ×2 「乙女同盟」
明るく元気!華やかで可愛い!これぞ高校生ガールズバンド!
全員参加のコーラスが綺麗で、アレンジも洗練された感じでした。
めっちゃ楽しそうに演奏している姿も、とても良いと思います。
まーぶるぼっくす 「キリサメ」
前に見た時とかなり印象違うんですけど、メンバー変わったのかな?
切ない曲調が歌声に合ってますね。
いい雰囲気のボーカリストがいて、それを活かせる曲作りが出来てる感じです。
これは良曲だと思いました。
Iolite 「空想マーメイド」
安定の演奏、エモいボーカル、地力のあるバンドですよね。
バンドとしての色気というか、何とも言えない魅力があると思います。
パンと同じ 「7月に雪が降ったら」
このバンドは「ユビキリ」で一皮むけて、その後いい曲が続いてますね。
「7月に雪が降ったら」というタイトルが秀逸だと思います。
独特の世界観と言葉のセンス、ちょっと切ない曲調も素敵!
一体感やメリハリのある演奏も良かったと思います。
ばれんしあ 「べんきょうぶそく」
今大会で最もキャッチーな曲だったと思います。
帰り道、頭の中でずっと回っていたのはこの曲でした。
コミカルなふりをして、実は深い内容の曲かもしれません。
高学歴でも非正規雇用で低収入になりがちな昨今、果たして真に学ぶべきことは何か?
そんなことまで考えさせられてしまいました。
quadA 「無限大に咲く花」
一丸となった演奏、ボーカルの魅力的な声質、それを活かした楽曲。
さすがに上手いなぁ…という印象でした。
バンドシップの時に客を煽りまくってたドラムの人が、今日はおとなしかったです。
…何かと規制が多い大会だから、仕方ないのかなぁ…。
QUALCIC+TETRA 「アリス」
教科書から題材を得ているのが良い!曲のネタは身近にあるという好例だと思います。
曲のクオリティもバンドの一体感も素晴らしい!
2番のギターは心を切り裂かれるようだし、終盤のスリリングな展開は思わず引き込まれます。
変則的なリズムでも一糸乱れず、まさに圧巻の演奏でした。
ポリヘドラ 「One Shot」
おじさん的には、70年代ぐらいのテイストで懐かしさを感じる楽曲でした。
若い人にはこういうのも新鮮に感じられるのかな?なんて思ったり。
安定感がある演奏は良かったですね。
SEED 「済い」
今までのSEEDらしさは残したまま、さらにスケールが大きくなったイメージでした。
思いのこもった歌!安定のリズム隊!美しい鍵盤!情感たっぷりのギター!
どこを取っても素晴らしい演奏だったと思います。
暗い曲揃いのSEEDですが、最後の夏に「済い」があった…と思わせてくれる所も良い!
BACK BONE 「文明」
歌というより「語り」みたいな、不思議な雰囲気の曲でした。
他が正統派の楽曲が多かったので、その分印象に残ったかもしれません。
Pop Candy Rabbit 「不名誉革命→」
バンドシップの時とは、アレンジが少し変わってたでしょうか?
さらに洗練された印象の演奏でした。とてもカッコ良かったです。
もんすてら 「La Belle et la Bete」
楽曲のイメージも、メンバーの佇まいも、急に大人っぽくなった感じ。
これはこれで良い!素敵な曲でした。
井坂海音 「鶴見川」
歌は確かに上手かったと思います。
しかし、それ以上に不敵なキャラが印象に残りました(笑)。
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全体的な印象としては…。
メンバーが抜けたり替わったりしたバンドの活躍が目立っていた気がします。
実質2年ちょっとぐらいの部活動で、途中メンバーチェンジはハンデになるはずですが…。
大ピンチを乗り越えたおかげで強くなるということもあるんですね。
ここに限った話ではないですが…。
ボーカルが楽器の音に埋もれてしまう(歌詞が聞き取れない)バンドが多かった気がします。
そんな中、比較的歌が良く聞こえたのは QUALCIC+TETRAと SEEDでした。
ボーカルの発声や活舌はもちろんですが、歌を引き立てるような編曲や演奏技術もあるように思いました。
今回は、Fusionとか KESARAN-PASARANみたいな、演出的な部分で面白いバンドが出て来なかったですね。
その辺りはちょっと寂しい気もしました。
厚高はガールズバンドばかり5組出てましたが、ギタリストがみんな個性的!
Be'LiLium. … バランスの良い職人タイプ。
パンと同じ。 … 独特のキャラで、不思議な存在感が良い。
てふ×2 … ニコニコ笑顔で難しいフレーズも軽々弾いてみせる天才肌?
Iolite … 太くて艶のある音は、まるでリッチー・ブラックモア!
SEED … 時に速弾き!時に泣きのギター!ゲイリー・ムーアみたい!
いろんなタイプがいて、それぞれの魅力を発しているのが良いですね。
神奈川県の軽音は本当にレベルが高いです。
ここに書ききれなかったバンドも含め、どれも楽しく聴かせていただきました。
ありがとうございました。
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公式結果は以下の通りでした。
【グランプリ】 QUALCIC+TETRA
【準グランプリ】 ポリヘドラ、SEED
【優秀賞】 まいぴーす!、BACK BONE
【奨励賞】 まーぶるぼっくす、パンと同じ。
出場された皆さん、お疲れ様でした。
上位入賞の皆さん、おめでとうございます。
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