町石道を歩く。
明けましておめでとうございます。
私が今年最初にしたことは、20kmを超える山歩きでした。
先日、「ブラタモリ」を見て、高野山の参道はどんなに身分が高い人でも歩いて登るしかなかったことを知りました。
もちろん、開祖の弘法大師空海も徒歩で登っていたはず。
ならば、同じ道を歩いてみたくなっちゃったんですよね。
【九度山】
スタート地点の最寄りは、九度山という駅。
真田幸村ゆかりの地ということで、駅からすでに真田仕様です。

せっかくなので、真田古墳(真田の抜穴)や真田庵を見学しました。




ここは柿の産地としても有名です。

【慈尊院】
参道のスタート地点です。

さぁ、登るぞ!…の前に、いきなりびっくり!
凄いです!絵馬におっぱいが付いてます!

こいつは春から縁起がいい!(笑)
一応解説しておくと…。
高野山は長らく女人禁制でした。
女性がお参り出来たのは、麓のこのお寺まで。
ここが女性のためのお寺ということになり、子宝や女性特有の病気などへのご利益が求められ、その象徴としての「おっぱい」ということのようです。
【町石道】

高野山まで百八十町(約20km)の石碑を確認し、いよいよスタート!
この時点で朝の9時を少し過ぎたところ。

一町(100mちょい)ごとに石碑が立っていて、刻まれた数字がひとつずつ減って行きます。


熊、猪、蛇などが出ることもあるらしい。
運良くそういうものたちには出会いませんでした。
一度、目の前をリスが横切ったぐらい。

序盤からキツめの坂、すぐに結構な高さの所に到達、眺めも良いです。
だいぶ歩いたなぁ…と思っても、まだ行程の一割程度。

無人販売所で一袋100円のみかんを買って小休止。
これが美味い!

そういえば、和歌山はみかんの産地としても有名だ…なんてことは、食べてから思い出しました。

【丹生都比売神社】
遠回りにはなりますが、町石道を一旦外れて丹生都比売神社にお参りしました。

ここで、巫女さんにお祓いしていただきました。
丹生都比売とは丹(朱砂)の神様、つまり神社・仏閣の丹塗りには欠かせない存在です。
さらに、その子である高野御子大神は、弘法大師を高野山に導いたと言われています。
それだけ空海と縁が深い神社なんですね。
そして、再び歩きます。
二ツ鳥居…何故に2つ並べたのか?


白蛇の岩…といえば、思い出すのはロックバンドのホワイトスネイク。


これらを過ぎると、あとは特に見るべきものも無く、ひたすら歩く。

町石に記された数字は、ひとつひとつ減って行く。
もはやそれだけが心の支えです。
こんなに歩いたのに、まだ着かない。
同じような木の橋がいくつも現れて、もしや堂々巡りしてるのでは?…なんて少しビビる。
体力的にもキツかったですが、日が暮れてしまいそうだったこともあり、
ラストスパート!と思い、必死にペースを上げて歩きました。
そして、17時を過ぎた頃、やっと高野山の大門に到着!

足腰ふらふらになりつつも、どうにか登りきった!
丸一日山を登った後に門が見えた時は、凄い達成感!
年の初めに何かをやり遂げたというのは、とても良い経験だったと思います。
この時の気温、-0.4度。

私が到着するとすぐに雪が降り始めました。
そして、雲の切れ間には満月!
美しい景色に、なんだか祝福されてる気がしました。

日が暮れてしまったので、本日はここまで。
今回は高野山内に宿が取れなかったので、バスで橋本まで戻ります。
お疲れ様でした。
私が今年最初にしたことは、20kmを超える山歩きでした。
先日、「ブラタモリ」を見て、高野山の参道はどんなに身分が高い人でも歩いて登るしかなかったことを知りました。
もちろん、開祖の弘法大師空海も徒歩で登っていたはず。
ならば、同じ道を歩いてみたくなっちゃったんですよね。
【九度山】
スタート地点の最寄りは、九度山という駅。
真田幸村ゆかりの地ということで、駅からすでに真田仕様です。

せっかくなので、真田古墳(真田の抜穴)や真田庵を見学しました。




ここは柿の産地としても有名です。

【慈尊院】
参道のスタート地点です。

さぁ、登るぞ!…の前に、いきなりびっくり!
凄いです!絵馬におっぱいが付いてます!

こいつは春から縁起がいい!(笑)
一応解説しておくと…。
高野山は長らく女人禁制でした。
女性がお参り出来たのは、麓のこのお寺まで。
ここが女性のためのお寺ということになり、子宝や女性特有の病気などへのご利益が求められ、その象徴としての「おっぱい」ということのようです。
【町石道】

高野山まで百八十町(約20km)の石碑を確認し、いよいよスタート!
この時点で朝の9時を少し過ぎたところ。

一町(100mちょい)ごとに石碑が立っていて、刻まれた数字がひとつずつ減って行きます。


熊、猪、蛇などが出ることもあるらしい。
運良くそういうものたちには出会いませんでした。
一度、目の前をリスが横切ったぐらい。

序盤からキツめの坂、すぐに結構な高さの所に到達、眺めも良いです。
だいぶ歩いたなぁ…と思っても、まだ行程の一割程度。

無人販売所で一袋100円のみかんを買って小休止。
これが美味い!

そういえば、和歌山はみかんの産地としても有名だ…なんてことは、食べてから思い出しました。

【丹生都比売神社】
遠回りにはなりますが、町石道を一旦外れて丹生都比売神社にお参りしました。

ここで、巫女さんにお祓いしていただきました。
丹生都比売とは丹(朱砂)の神様、つまり神社・仏閣の丹塗りには欠かせない存在です。
さらに、その子である高野御子大神は、弘法大師を高野山に導いたと言われています。
それだけ空海と縁が深い神社なんですね。
そして、再び歩きます。
二ツ鳥居…何故に2つ並べたのか?


白蛇の岩…といえば、思い出すのはロックバンドのホワイトスネイク。


これらを過ぎると、あとは特に見るべきものも無く、ひたすら歩く。

町石に記された数字は、ひとつひとつ減って行く。
もはやそれだけが心の支えです。
こんなに歩いたのに、まだ着かない。
同じような木の橋がいくつも現れて、もしや堂々巡りしてるのでは?…なんて少しビビる。
体力的にもキツかったですが、日が暮れてしまいそうだったこともあり、
ラストスパート!と思い、必死にペースを上げて歩きました。
そして、17時を過ぎた頃、やっと高野山の大門に到着!

足腰ふらふらになりつつも、どうにか登りきった!
丸一日山を登った後に門が見えた時は、凄い達成感!
年の初めに何かをやり遂げたというのは、とても良い経験だったと思います。
この時の気温、-0.4度。

私が到着するとすぐに雪が降り始めました。
そして、雲の切れ間には満月!
美しい景色に、なんだか祝福されてる気がしました。

日が暮れてしまったので、本日はここまで。
今回は高野山内に宿が取れなかったので、バスで橋本まで戻ります。
お疲れ様でした。
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