私的ライナー・ノーツ。

「20TH CENTURY BOY」 T-REX
グラム・ロックのカリスマ、マーク・ボラン率いるT-REX。
ロック・ミュージシャンが化粧や派手なファッションを取り入れた元祖的な存在でした。
この曲は映画「20世紀少年」やCMなどでも使われ、
シンプルでカッコいいイントロのギターは誰もが耳にしたことがあるはず。
みんなが知ってて盛り上がる…この選曲は、我ながら良かった。
自分が最初の音を出すのは緊張しましたが、演って楽しい曲でした。
「BROWN SUGAR」 ROLLING STONES
ローリング・ストーンズは、60年代から現在まで第一線で活動する、ロックの代名詞的な存在。たとえこのバンドを知らなくても、ベロを出したロゴマークを目にすることはあるでしょう。
「SATISFACTION」、「JUMPING JACK FLASH」など名曲・ヒット曲も数々ある中で、
今回はあえて「ブラウン・シュガー」…スラングで黒人女性のアソコを意味するらしい。
要するに「黒人の女とヤりたいぜ!」という、エッチな歌なのである。
本来はオープンG・チューニングの曲を、ノーマル・チューニングで演ったので、
余計な弦を触らないように気を使いながらの演奏でした。
「SUMMERTIME BLUES」 THE WHO
日本での知名度はビートルズやストーンズに劣りますが、ロック好きな人からの評価は高いバンド。近頃ではアニメ「けいおん!!」の劇中で、ドラムの律ちゃんが好きなバンドとして取り上げられていました。
この曲のオリジナルはエディ・コクラン。
その後、古今東西様々なアーティストにカバーされています。
時節柄(?)…RCサクセションによる反原発バージョンも良かったかもしれないが…、
今回はストレートに盛り上がるTHE WHOバージョンで演奏しました。
ギターの見せ場も、重要なセリフ(?)もあり、
美味しいとこいただいちゃってスイマセン!(笑)
「STAND BY ME」 JOHN LENNON
元は、ベン・E・キングによる超スタンダードナンバー。
数々のカバー・バージョンの中から、ジョン・レノンのものを選択しました。
それは、たまたま楽譜が入手しやすかったからです(笑)。
自分にとっては…、
今回このメンバーと一緒に演奏出来て良かったな。またいつか一緒に演れるといいな。
そういう意味合いの「STAND BY ME」だった気がします。
間奏では…一度はやってみたかった…スライドギターを演らせていただきました。
「LET IT BE」 BEATLES
説明不要(?)、ビートルズによる世界的名曲。
初期の頃は、ビートルズ=優等生、ストーンズ=不良…みたいなイメージもあったようですが、ビートルズのメンバーだって(クスリやったり)実は不良なのである。
ちなみに…、
おっさんが洋楽好きだというと、「ビートルズ」ですか?なんて言われがちですけど、
いわゆる「ビートルズ世代」というのは、概ね60歳以上のこと。
私がロック聴き始めた頃は、今さらビートルズじゃないだろう?という風潮でした。
そうは言っても、音楽界での実績・功績、楽曲の良さなどは、素直に認めますけどね。
「LET IT BE」…物事うまくいかない時は放置しとけという、無情感・無力感の漂う曲なのに、3人のボーカルでパワフルに歌い上げてしまいましたとさ(笑)。
この曲では大人しくコード弾きに徹するはずが、何故か旗振ってたという…。
あれはパフォーマンスというよりも、うっかり早く出だしを弾かないための工夫なんです。
実は、コードチェンジが忙しくて、個人的には一番苦労した曲でした。

昨日は、以上5曲を演奏しました。
ご来場いただいた皆様、来れなかったけど応援の念を送ってくれた皆様、
この機会を下さった「音家族」局長ひろさん、一緒に出てくれたメンバーたち、
本当にありがとうございました。

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