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機動戦士ガンダム00(ダブルオー)
第11話「アレルヤ」

ユニオンの対ガンダム調査隊。
人革の被害状況を知り、「やれやれ」…なパイロットたち。
「モビルスーツの性能差が勝敗を分かつ絶対条件ではないさ」
どっかで聞いたようなセリフを述べるグラハムさん。

エイフマン教授とビリーは、情報を分析し、イオリア・シュヘンベルグの先見性にビビる。
エイフマンはCBの行動原理を、
「紛争の火種を抱えたまま宇宙に進出する人類への警告」だと言う。

一方、トレミーでは、無数のハロがプチモビでガンダムの整備中。
ティエリアは、作戦失敗の責任はスメラギさんの責任だと、逆ギレ。
そんなティエリアを「可愛い」なんて言う、ロックオン兄さん。

アレハンドロ・コーナー氏は、マリナ姫と会談中。
「紛争後の復興支援よりも、争いを無くして行くための支援が重要だ」
彼の言葉が本当ならば、ソレスタは武力介入だけではなく、
他の部分でも戦争根絶のために動いているのかもしれません。
…まだ裏がありそうな感じもしますが。

アレルヤは、ピンクのティエレンのパイロットが自分と同類と知る。
それは、自分が作られた超人機関が、今も存続していることを示す。
過去にけじめをつける決意のアレルヤは、スメラギさんに作戦を進言する。

ルイスは沙慈の料理を母に食べさせるという作戦に出る。
少し懐柔に成功した模様。
おおっと!これはスメラギさん以上の作戦プランだ!
(…とでも言わせたい訳!?)
とりあえず、ルイスはただのバカではないらしいぞ…と。

エクシア&デュナメスは南アへ出撃(こっちは楽勝)。
キュリオス&ヴァーチェが人革のコロニーへ。
今日は素直にキュリオスの援護を引き受けるティエリア。

超人機関研究所を目の前にして、引き金を引けないアレルヤ。
ハレルヤが現れ、激しい葛藤が始まる。
叫び声とともに発射!…崩れ落ちる超人機関。
ハレルヤが「良くやった」と言ったので、アレルヤのまま撃ったということでしょう。

トレミーに戻ったアレルヤは、スメラギさんに酒をねだる。
「未成年はダメよ」
「僕らは稀代のテロリストですよ」
「それでも、ダメなものはダメ」
「それが…もういいんです」
ついさきほど20歳になったと告げ、2人は乾杯!
「何故こんな苦い物を?」
「そのうちわかるわ…きっとね」
いろんな意味で、ひとつ大人になったアレルヤ君でした。

先週、殺伐とした場面もあり、アレルヤはしばらく落とされるのかな?と思っていたら…。
今週、ひとまず彼の過去には決着ついてしまいました。
ちょっとあっけない感じは否めませんが、話の構成はとても良く出来ていたように思います。


【対比の妙】

直接的には、まずアレルヤとハレルヤの対比。
アニメ的に誇張して描かれる二重人格ですが…、
ある意味、誰もが持っている「優しさ」と「残酷さ」を象徴している訳ですね。
しかも、「優しさ」が必ずしも正しいとは限らない。
優しくすることは、時には自分にとって「逃げ」だったりもするんですな。

引き金を引けないアレルヤは、人を殺したくない。
「CBとして…ガンダムマイスターとして…」
ここで、ハレルヤが、
「立場で人を殺すのかよ!?引き金ぐらい感情で引け!己のエゴで引け!」
と言う訳ですが…、私はこのセリフにシビれましたよ。

任務だから仕方なく人を殺すのか?
いや、自分でそれを「良かれ」と思ったからこそやるんだろう。
世の中を良くするための「痛み」を受け止めることも必要だろう。
そういうことですよね。
「残虐性」の象徴であるハレルヤなんですけど、時にはそういう部分も必要なのではないか?
なんて思ってしまった次第です。

ちょっと脱線しますが…。
TVで殺人の場面があると(「OO」にも先週ありましたが)、すぐ「残酷だ」と言う人いますけど…。
「殺す」という面倒な行為すらスルーして、数百円と引きかえに牛や豚を食べていることの方が、余程命を軽く見ている(ある意味「残酷」なこと)とは思いませんか?
所詮、生きるということは業を背負うことなんでしょうけどね。

まあ要するに、個人の中での感情とか価値観の対立を、二重人格に置き換えて描いてました…というのがひとつ。
もうひとつ面白い対比があって…それはソレスタル・ビーイングと人革連という組織の対比。

アレルヤが作戦を進言した件。
もちろん自分の過去に決着つけたいのもあったでしょうが、CBの目的にとって良いことと判断したから…という面もあります。
ヴェーダなりスメラギさんなりの言うことに従って、仕事を消化していれば一応の成果は上げられるでしょう。
でも、それ以上のモチベーションを持って取り組んでいるからこそ、「進言」出来たのだと思います。

その一方、人革連では…。
ソーマの担当技官は、ガンダムのパイロットが超人機関出身者と知りつつ、自分の保身のため報告を怠りました。
結果、報告を怠り我が陣営に不利をもたらしたということで、セルゲイに処分される訳です。
今回は、セルゲイのおかげで最小被害で済んだようですが…。
ルーチンでしか働かない…組織より自分が大事…やるべきことすらサボる…大組織にありがちな「膿み」というものですね。

ソレスタル・ビーイングは「戦争根絶」のために、ひとりひとりが積極的に行動するんだよ!ということ。
こういう部分が、ガンダムの性能差以外で、CBと他陣営の差にもなってくるかもしれません。

CB側は、ピンチを乗り越えて、少しは一体感が出て来たというのもありそうです。
今までコミュニケーションを拒んでいる様子だったティエリアが、アレルヤの過去を知ることで協力的な態度を示す。
また、アレルヤがスメラギさんと呑む…という場面もありました。
しかし、まとまり始めた組織には「落とし穴」が潜むというのも良くある話なので、まだまだ心配ですな。


【リボンズ妄想】

前回、リボンズ・アルマークの声に、「蒼月昇」というクレジットが出ましたが…。
どうやら、古谷徹さんの別名というのが定説のようです。
「ガンダムではアムロ以外の声はやらない」と言っちゃったらしいので、それを誤魔化すため?
あるいは、CBメンバーとしてコードネームを使用しますということですか?

そもそも、リボンズって妙に思わせぶりなんですよね。
「re-born」に引っ掛けたのだとすれば、誰かの生まれ変わり?
イオリアなのか?アムロなのか?それとも…?
「リボンちゃん」なら、ガンダムマイスターじゃなくて、アイドルマスターですが(笑)。

次は刹那のターンのようですし、謎はまだまだ引っ張られるのかも。


【反省会も見てね】

「ガンダムOO」ファンの方、特に人革びいきの方はぜひこちらもご覧ください。
「セルゲイ&ソーマ反省会」


次回「教義の果てに」
希望の背後から絶望が忍び寄る。



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