機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション2 〜それぞれの剣〜なかなか情報が出てこない「劇場版」やら、あからさまなプラモ販促「STARGAZER」やらのせいで、「種デス」熱も下がりつつあった今日この頃。
ちょっと低めのテンションで見始めたのですが…あれっ?以外に面白いじゃん!…そんな感じのスペシャルエディション2でした。
内容的には、TVシリーズの第二クール(14話〜28話)、アークエンジェル発進&カガリ強奪からトダカ戦死まで。
このサイズ(約90分)になったおかげで、シナリオの「ぶれ」のせいで心理描写の整合性に欠けていたことや、バンクの使い過ぎで話のテンポが悪かったことも解消され、うまくまとまった感じがしました。
そして、実はこの作品、なかなか興味深い切り口で戦争を描いていることが、良くわかります。
個人的なポイントとしては…、
1.戦争の背後に軍需産業があることを描いたこと。実世界では軍需も民需も手がけている企業はある訳で、「ロゴス」というように単純化してしまったのはいかにもアニメ的ですけど…、それでもこういう背後にあるものまで引っ張り出して戦争を見せるのは、なかなか新鮮だと思うわけです。
2.「正義」なんて、それぞれの立場で違うもの。もちろん、我々が「再見」ということはあるにせよ、TVシリーズよりも状況が整理され、登場人物それぞれの立場がわかりやすくなった感じがします。
アスラン…国際情勢を見る限り、連合に非がある。
キラ…ラクスが襲われたことを根拠に、プラントを信用できない。
それら「情報」をコントロールすることで大衆を誘導する議長、それにまんまと踊らされるジブリールやユウナ。
それぞれの「知り得たこと」によって「正義」は違ってしまい、お互い言い分は正しいのにすれ違ってしまうもどかしさがドラマ的に展開して行くのは、なかなか面白かったです。
ヘタレ男ユウナにしても、あの状況での行動としては決して間違ったことはしていないんですよね。
それでも個人の思いなど捻じ曲げられてしまう、戦争の怖さが出ていたように思います。
3.そして、シンを迎えに行くルナマリア。「知っていること」が違えば「正義」も違う。
そもそも、人間なんて自分が「知っていること」にしか対処できないもの。
「記憶」を操作されたエクステンデッド(特にステラ)を見るにつけ、「記憶」の大切さが見にしみる。
と、その時!…自分の記憶があやふやになる危機感!
ステラとシンが海に落ちた時、迎えに来たのってアスランじゃなかったっけ…?
これが本当に「記憶」を揺さぶる仕掛けだったら凄いなぁ、と思いつつ。
おそらくは、この後のルナ&シンの関係性をわかりやすくするための布石なんでしょうね。
個人的突っ込みどころ(お笑いポイント)。アークエンジェルはオーブ発進時、あっさり潜航して逃げますが…。
オーブって、海に囲まれた島国なのに、なんで潜水艦持ってないんでしょう?
本来宇宙にいるザフトの方が、潜水空母やら水中MSやら豊富なのは、どうも解せないぞ。
キラがハロのメンテしてた!
…CDドラマでは、そういうの苦手なはずでしたよね。
ローエングリン突破作戦の映像が、ミーアの歌の背景になってたのが、なんだか笑えた。
ソガさんは、やっぱり鼻でかいよ(きっとあそこも…)。
でな感じで、多少笑いながらも、基本的にはいい話だったなぁ…と思いました。
劇場版を楽しみにする気持ちが、少し上がったかもしれません。
その他「SEED DESTINY」関連グッズ。
↑これまでの感想などは、こちらをどうぞ…“SEED DESTINY”ファンサイトです。
テーマ : 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY - ジャンル : アニメ・コミック