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「交響詩篇エウレカセブン」第39話

前回、ある意味「サザエさん」的ホームドラマだったのですが、今度は「キャプテン翼」かよ!?
…どうせ息抜きエピソードだろう…と気楽に見ていたら、意外に面白く、しかも深い。
そんな第39話「ジョイン・ザ・フューチャー」だった次第です。

「ありえねえだろぉ!」
「何で俺たちがサッカーやんなきゃなんねえんだぁ!」

そんな叫びで始まった今回、舞台は「サッカーの街」リバチェスター。
おっさんトリオ(ハップ、ストナー、マシュー)が狂言回しポジションで進行します。

グレートウォール突破のためにはサッカー(フットサル)をやる必要があるらしい。
しかし、ノルブはその理由を語らない。
やる気になっているのはホランドとレントンのみ、他のメンバーはやる気無し。
かつてはホランド vs レントンの確執があったはずなのに、
今回はホランド&レントン vs その他一同…みたいな。

経験者レントン、ど素人のメンバーの中でひとり勝ち?と思いきや、
レントンを上回る個人技の持ち主登場!…ドギー兄さんでした。
いきなりフィールドの貴公子と化すドギーに爆笑。

【おっさんトリオの推理・その1】
「若さゆえのアレをスポーツを通じて発散させようという魂胆か?」


ここでレントンに致命的欠陥が発覚…パスを出すことが出来ない!
おっさんたちは、やっているうちにサッカーが楽しくなって来た様子。

【おっさんトリオの推理・その2】
「単純にエウレカとレントンのコンビネーションを確かめたかったんじゃなかったのか?」


突然現れた地元チームに挑まれ試合をするが、全ゲッコーはボロボロ。
フィールドの格闘技と聞いて、ドロップキックを繰り出すハップ。
これは明らかに反則…実はルールも知らなかったという話。

前半終わって0対34、しかし、1点ぐらい取らないと気が済まない。
ホランド「作戦を変える!…守らねえ!」

後半、レントンに何かささやき、飛び出すエウレカ。
そして、ついにレントンがパスを!
全ゲッコー怒涛の攻め、ゴール前にはホランド。
「俺を踏み台に…」(…とは言わなかったけど、そういう状況)
ホランドの顔を踏みつけ、ジャンプするエウレカ。
続いてレントンも踏みつけジャ~ンプ!
空中で交叉するふたり、ダブルシュート!

そういえば「キャプテン翼」にもこんな技ありましたっけ…。
むしろ「サインはV」のX攻撃とか、「仮面ライダー」のダブルライダーキックを思い出してしまうのは、…古過ぎですね(苦笑)。
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1点取ったところで、軍のLFOが踏み込んで来る。
その時すでにゲッコーステイトの姿は無し。
急発進する月光号。
(推理その3は置いといて…)この後のそれぞれのセリフが超重要!です。


ノルブ「何かを見つけたヤツはそれでいいし、
  何も見つけられなかったヤツもそれでいい。
  そんなことより、面白かったろう?」


「近頃の若者は…」とか「現代人は…」とか言ってしまうとアレなんですが…。
「考える前に答を知りたがる人」、「理屈ばかりで行動が伴わない人」が
とっても多いように思うんですよ。
何にしても、すぐ…
「それって何が面白いの?」とか、
「それ、どういう意味があるの?」とか言われて、
今回のノルブじゃないですが、笑うしか無いみたいな…。
でも、実際に体験してみないとわからないことって沢山あるんですよ。
ネットで情報集めるばかりじゃなくて、実際何か行動してみようよ!…と。
(ブログでこういうこと語るのも、皮肉なことですけど)
古い言葉ですが…「百聞は一見にしかず」なんですね。

それと、このノルブのセリフって、
「今回の話どうよ?」という、制作者の代弁でもあるように思います。
…はい、私は「何かを見つけた」気がしましたけど。


ホランド「もう一度ここに戻って来よう。で、もう一度今日のヤツらと対戦しよう。
  誰ひとり欠けること無く、ゲッコーステイト全員で」


たぶん、今日のチームと再戦することは、そんなに重要じゃないんですが。
それに引っ掛けて、全員での生還を誓うホランド。
この先の戦いは、世界のために自分たちが犠牲になる訳では無く、
自分たちが生きるための戦いだ…という意味もありますね。
で、ここでメンバーが「うぉーっ!」と盛り上がるでも無く、
テンション低めのリアクションが、リアルで良かった。
再戦に気乗りしないというよりは、ホランドの話にしんみりした。
…と、私は解釈しましたが。
それに、静かな決意の方が、より強い思いを感じられると思うんですよ。
大上段に熱く語りゲッコーステイト解散を決意した、第33話「パシフィック・ステイト」より、
むしろ今回の方が感動が大きかったぐらいですよ。


エウレカ(後半開始の時の言葉は…)『信じてる』って…。
  思い出したの…。大事な時、いつだってレントンは奇跡を起こしてくれるって」


で、メンバー全員の結束が強まった話だったんですが、
最後はエウレカとレントンの「信頼」に収束させる…と。
来るべき対決に向け、ちゃんと期待感を持たせた、美しいまとめです。


つまり、今回、一見「異端」なエピソードなんですけど、
その中に「本質」(物事の本質でもあり「エウレカセブン」の本質)が含まれている。
かなり重要な話だったのではないかと思います。

私も最初は、
「そもそも何でサッカー?」とか、
「資金不足のくせに全員分ユニホーム揃えてるし!」とか、
「黄色いメガホンのホランドがドリフの長さんみたい…」とか、
細かいツッコミしてたんですが、不覚にも終盤は感動してしまった。
爆笑しながらもいろいろ考えさせられた「ジョイン・ザ・フューチャー」でした。

個人的には(こういう「笑わせながら考えさせてくれる話」が好きなのもあり)、
今までの全エピソードの中でもかなり上位に入りますね。
皆さんも「サッカーやってる変な話」で片付けないで、
どうか裏のメッセージまで感じて欲しいと…強く願っております。

最後にちょっとだけ顔見せたデューイ。
賢人殺害もコーラリアンの仕業に仕立て上げ、グレートウォールへの侵攻を発表!
したところで…つづく!

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次回「コズミック・トリガー」
少年と少女は運命の出会い…ですって!?
でも、前回の予告ではサッカーやるなんて微塵も言わなかったし…もう騙されないぞ!(笑)
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テーマ : 交響詩篇 エウレカセブン
ジャンル : アニメ・コミック

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  • 恵の素ヒデキ(エノモトヒデキ)…色モノ系シンガーソングライター、主夫。流転する趣味…ダンス→デザイン→写真→バンド→DTM→土偶・埴輪作り→ギター弾き語り→ピアノ練習中。仏像、鉄道、読書、カーリングなどにも興味あり。
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